曲に、物語を。[小説コミュニティ]
始めまして
芝田康彦} 芝田康彦 |
「曲に、詩を」をやったことがありましたので、載せて見ますね。 殆どが恋人への詩でしたから、公開していなかったのですが。(笑) === アンドレ・ギャニオン 「ピアノ・ソリチュード」による: 「001 潮騒」 人の心は時として焔と燃え盛る そのエネルギーはどこからくるのか 月明かりの下で潮騒を聴きながら エネルギーの由来に包まれてみたい 人は時として寂しい気持になった 潮騒は浜辺の絵を描いてみせた 遠くに見えた人影が不意に眼前に 一つの心が別の心を捉えた瞬間 寄する波は幸せな気分をくれた 人の心はざわざわ騒ぐ潮騒に似る 潮騒のリズムは永遠に変らないのに 人の心の潮騒は無情にも変転する 一つの心が別の心から離れる瞬間 退ぞく波は不幸な気分をくれる 潮騒は人の命よりも長く続くのだ 潮騒は月がもたらした愛のかたち 心が打ち変ろうと忘れることなく 人の人生よりも永く続く真実の愛 潮騒に抱かれて永遠に寝ていたい 潮騒がエネルギーをくれるからだ |
2010-05-27 12:04:05 |