更新日時:2021-02-26 20:48:12
投稿日時:2021-02-26 20:48:12
アンカインド 霧の森の薊子
作者: 順店
カテゴリー :
官能小説
総ページ数:2ページ [完結]
公開設定:公開 [R-18]
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著者の作品紹介
レジを通り、サッカー台で食品をバッグに詰め替えていると、奈良さんが歩いてくるのが目に入った。レジではなく、インフォメーションカウンターに詰めていたのだろうか。レジでの店員と客のお定まりの会話のほかには、言葉を交わしたことはなかったが、目が合ったので、
「今日はレジじゃないんだ?」
と声をかけた。
「うん」
「休憩?」
「ううん、今日はもう終わり」
「そうなんだ、それなら……」
「それなら?」
と奈良さんは鸚鵡返しで聞く。そのときになって、バッグに詰めた食品が気になったが、奈良さんはそれで何か作ってくれるという。願ってもない発案だった。
「今日はレジじゃないんだ?」
と声をかけた。
「うん」
「休憩?」
「ううん、今日はもう終わり」
「そうなんだ、それなら……」
「それなら?」
と奈良さんは鸚鵡返しで聞く。そのときになって、バッグに詰めた食品が気になったが、奈良さんはそれで何か作ってくれるという。願ってもない発案だった。